米FDA、韓国統営でカキの衛生点検(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.16 08:51
慶尚南道統営(キョンサンナムド・トンヨン)でカキ産業に従事する人々に米食品医薬品局(FDA)点検団は「死神」のような存在だ。FDAの点検結果がカキ産業の存廃を左右しかねないためだ。このため7日からFDAの点検要員5人が統営でカキ衛生点検を進める間統営市全体が超緊張状態に置かれている。
13日午後、慶尚南道統営市の慶尚南道水産技術事業所3階。「米FDA指定海域点検対応総合状況室」という案内が貼られたドアを開けて入った。記者であることを明らかにするとすぐある公務員が「インタビューは絶対にだめだ」とし顔を赤くした。この状況室は海洋水産部、慶尚南道、統営市、巨済市(コジェシ)、固城郡(コソングン)、国立水産科学院所属公務員と水産協同組合関係者ら40~50人が派遣されFDAの現場点検をサポートするために作った。
慶尚南道と統営市、カキ垂下式水産業協同組合側も「FDAの正式な要求により今回の衛生点検が終わる前にはいかなる取材にも応じられない」と口を閉ざした。