<ロッテ経営権紛争>辛格浩会長に妻が解決法提示、大株主として後継議論
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.08.02 11:49
ロッテグループの辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)総括会長の妻であり辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)・辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)兄弟の実母である重光初子氏が訪韓中にソウルで夫に会い、後継問題に対する提案を伝えたことがわかった。ロッテグループと近い財界関係者は1日、「初子氏が韓国に2日間滞在する間、ロッテホテルの辛会長の居住スペースで経営権問題に関するそれなりの解決法を提示したものと承知している」と明らかにした。
初子氏の提案内容は公開されていないが、財界では▽韓日統合会長としてだれが適合しているか▽長男と二男のうちどちらか一方に経営権を与える場合、排除された側のための新しい事業提案▽2人の息子の対立を縫合する水準で折衷する方法などが含まれていたものと観測している。
今回の提案は彼女がロッテグループの主要株主という点で意味がある。初子氏はロッテグループ最上位支配企業である日本の光潤社の株式を20%近く保有している。初子氏の実家も光潤社の株式を相当に保有しているとされる。単純に夫に妻としての立場を表明したのではなく、大株主として意見を陳述した可能性が大きいという話だ。