<World@now>日本の「漫画」にすっかりはまったフランス

<World@now>日本の「漫画」にすっかりはまったフランス

2007年02月26日10時31分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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フランスパリのシャンゼリゼの中央にある大型書店ビルジン。入口の両サイドに設置された10メートルの大型ショーウインドウには日本漫画の表紙と関連キャラクターでいっぱいだ。フランスが誇る気高い作家の写真は1枚も見えない。4月の大統領選挙を控えて溢れ出ている政治である紹介パンフレットも目に入らない。

  書店の中に入ると4メートルの高さの広告塔がぐんとそびえている。やはり日本マンガのキャラクターだ。「あなたはどんな(スタイルの)漫画か」というコピーが書かれた広告塔に人気の日本漫画の表紙が印刷された大型のポスターがあちこちに貼り出されている。

  パリなのか東京なのかこんがらがりそうだ。日本の漫画がフランスに輸出されてから15年。鼻っぱしの高いフランス出版。本屋街で漫画は最高の人気の文化商品として定着している。

  ◆絵本も2冊のうち1冊が漫画=ビルジンの2階売場は日本漫画一色のような感じだ。この書店は漫画が人気を呼ぶと昨年、専用コーナーを既存の2倍に近い130坪に広げたが、いつも若者で足の踏み場がないほどだ。このコーナー職員のジュリアンさんは「平日にも若者が1日中ごったがえしている」とし「このごろ『NARUTO』『ワンピース』『デスノート』のような人気シリーズが1日数十~数百冊ずつ出る」と話す。

  フランス最大書店チェーンであるプナックの青年コーナーチーム長ナディア・クロブニコプさんは「統計によると、フランスで出版する絵本も2冊のうち1冊が日本の漫画」とし「フランスで漫画の人気はもうずいぶん前からあるので驚くほどではない」と話す。「2005年、全国プナック売場だけで、日本の漫画が6400万ユーロ(約102億円)分が売れた」と紹介した。

  漫画関連インターネットサイトなどによると1990年代初盤、フランスに初輸出された漫画は着々と販売を増やした。特に2000年代に入り、爆発的な増加傾向を見せている。2002年2億6000万ユーロ、2005年4億6000万ユーロ、昨年5億6000万ユーロで5年間、売上げが2倍以上に増えた。昨年フランスで翻訳、出版された日本漫画は1600種にのぼる。1日に4~5種が新たに出るわけだ。

  ◆『ドラゴンボール』から『神の雫』まで=フランス出版業界は最近、日本漫画を買い求める成人読者が急激に増えているという点に注目している。ビルジンのマンガチーム長エリック・ギャルニさんは「90年代は10代初盤の読者一色だったが、最近は成人層が25%程度はいる」と話している。日本漫画の消費層が30~40代まで広がりながら売上が大幅増加しているというのだ。彼は「15年前『ドラゴンボール』にハマった青少年たちが成長し『ソムリエ』や『神の雫』のような成人対象漫画に目を向けているからだ」と分析した。

  日本などアジア地域の漫画の翻訳・出版に関与しているローレンスさん(パリ8大学博士課程)は、「現在20~30代のフランス人のかなり多くが日本漫画のファン」とし「彼らは幼いころから日本の漫画キャラクターとストーリーの展開に慣れて大人になり、そのままはまっている」と話した。また「その根本としては寿司、ハローキティ、ドラゴンボールに代表される日本文化商品が10年前に同時上陸し、フランスの若者たちが日本文化に浸かったから」と説明した。
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