韓経:韓国政府、英裁判所に「ISD敗訴」取り消し申し立て
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.07.05 11:22
韓国政府が投資家国家間訴訟(ISD)で初めて敗訴した大宇エレクトロニクス(現大宇電子)売却件に対し取り消し訴訟を提起した。イランのダヤニの手を上げた国連仲裁判定部が韓国政府の主張に対する判断を漏らすなど取り消し事由があるという理由からだ。
金融委員会は外交部、法務部、産業通商資源部など関係官庁との協議を経て3日に英国高等裁判所に仲裁判定取り消し訴訟を提起したと4日に発表した。これに先立ち国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)仲裁判定部は先月6日にダヤニが2015年に提起した大宇エレクトロニクス買収保証金と利子など935億ウォンの返還請求仲裁申請を検討した結果、韓国政府が約730億ウォンを支払うべきと判定した。ISDで韓国政府の敗訴決定を下した初の事例だ。韓国政府が韓国とイランの投資保障協定(BIT)上の公正・公平な待遇の原則などに違反したというのが仲裁判定部の説明だ。