<平昌五輪>カーブ多い道路に自動運転車…世界初の5Gバス
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.30 16:06
平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)に登場する情報通信技術(ICT)の一つは世界初の5G移動通信だ。5Gは第4世代(4G)のLTEに比べて20倍以上速い速度で1平方メートルあたり100万台以上の無線通信機器を連結できる。KTはこの技術を公開するため、昨年2月に28GHz周波数の割当を受けた後、今年3月から本格的に平昌地域でテストしてきた。高画質の360度バーチャルリアリティ(VR)映像をリアルタイムで伝送できるのもこの5G技術のためだ。KTの関係者は「過去にはスキー選手が空中回転する場面を画面で見てきたが、大容量データを速く伝送できるようになれば選手の視点で周囲の場面を鑑賞できる」と説明した。逃した競技場面をVR映像でもう一度見ることができるサービスも準備している。
現代自動車の国内技術で開発された自動運転車も平昌五輪の開幕日を盛り上げる。仁川(インチョン)国際空港から平昌までの200キロ区間で、自動運転性能があるバスと乗用車の計7台が運行される計画だ。また、五輪期間中に競技場訪問客を対象に自動運転バス5台が準備される。現代車はこれに関連して科学技術情報通信部・国土交通部と細部日程を協議中だ。今回の自動運転車は運転手が着席するものの、非常時に限ってハンドルを握る程度の性能を備えている。悪天候の中でも最大時速50-60キロで走行できる。5G試験ネットワークを通じて管制センターから障害物と他の車両の位置をリアルタイムで伝送されるため運行が可能だ。