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<セウォル号>チキンvs犬のエサ…人格卑下に向かう光化門(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.11 11:48
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オンライン上でも双方の衝突は崖っぷちに向かっていた。この日の行事直後のイルベ掲示板には行事参加の認証写真と参加理由が続々と掲載された。一部の会員たちは行事を批判した有名人を取り上げて非難に熱を上げた。歌手のLady Janeは「基本意識もない人々が集まって背筋が寒くなる」という文をツイッターに上げて非難されるとすぐに削除した。

セヌリ党のハ・テギョン議員も7日、自身のフェイスブックに「いくら意が良くても表現の方法が猟奇的なら果たして誰が支持するか」と行事を批判してイルベ会員たちの抗議を受けた。

 
進歩・保守間の対立は、3日後の9日にイルベ側の行動に反対するパフォーマンスによって再び火がついた。あるインターネットコミュニティ運営者がイルベの行事を皮肉る意味で、犬のエサと犬小屋を光化門広場に持ってきて置いたのだ。彼は「(イルベ会員たちが)ピザやチキンを食べていたが、犬はチキンを食べれば死ぬのでドッグフードを食べなければならないという意で持ってきた」として「イルベ会員たちの非常識な行動に厳しい忠告を与えるために準備した」と話した。これについてソウル大学のチョン・グンシク教授(社会学)は「イルベが今回の行事を機に政治勢力としての位置を確立したようだ」として「特別法はいまだ作られてもいないのに、お互いをばかにするような極端な批判ばかり乱舞すれば進歩・保守陣営いずれも信頼を失う結果につながるだろう」と話した。

光化門の現場で会った市民も、泥沼戦に広がっている進歩・保守間の衝突に眉をひそめた。会社員キム・ギジョンさん(52)は「セウォル号特別法について各自の立場はあるだろうが、遺族を幼稚な方法でばかにするのは人間的な礼儀から外れると思う」と批判した。ニュージーランドから観光に来ていた男性(38)も「民主国家で表現の自由は重要な価値だが、相手を人格的に卑下するのは困惑する」と話した。


<セウォル号>チキンvs犬のエサ…人格卑下に向かう光化門(1)

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