<北朝鮮ICBM>北、エジプトからスカッドB持ち込み弾道ミサイル技術を確保
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.05 15:30
北朝鮮が弾道ミサイルの開発に本格的に乗り出したのは1970年代後半だ。ソ連のスカッドBミサイル(射程距離340キロ)を模倣した。だが、ソ連が北朝鮮に技術を提供することはなかった。中ソ紛争の真っ只中にあったソ連が、中国寄りだった北朝鮮を警戒していたためだ。これに伴い、北朝鮮は81年にエジプトからスカッドBを入手した後、リバースエンジニアリングを通じて弾道ミサイル技術を確保した。本格的な生産は85年に始まった。80年代後半にはスカッドB100基をイランに輸出した。
北朝鮮はその後、射程距離を伸ばして中・長距離ミサイル開発に入った。韓半島(朝鮮半島)と日本を打撃できるスカッドC(射程距離500キロ)とノドンミサイル(1300キロ)の開発は比較的順調に進められた。スカッドCの開発は従来のスカッドBの全長を伸ばす方式で、ノドンはスカッドBのエンジン4つをまとめる方式で開発を進めた。