【社説】放射能汚染の憂慮、冷静に対応しよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.07 14:30
日本福島原発事故による放射能汚染に対し、国内でも憂慮と不安感が広がっている。 ごく微量ではあるものの大気から放射線ヨウ素とセシウムが検出されたのに続き、日本が放射性物質汚染水を海に放流したことで、韓国沿岸も放射性物質に汚染されるのではという心配が出てきている。 7、8日に雨が降るという予報をめぐり‘放射能の雨’を心配する声も少なくない。
放射能被害に対する憂慮を理解できないわけではない。 問題はインターネットやツイッターなどを通して不正確で根拠がない情報が飛び交いながら、放射能汚染に対する不安感が過度に増幅しているという点だ。 先週末インターネットで広まったノルウェー大気研究所の「日本から流出した放射性物質が6日に韓半島に押し寄せる」という模擬実験の結果がその代表例だ。 昨日はドイツ気象庁の「7日に韓国南海岸地方が福島南側地域並みの放射線濃度になるだろう」という予測がインターネットに登場した。 両機関ともホームページに「正確性が落ちる情報」と明らかにしたにもかかわらず、ネットユーザーは漠然とした不安感からこれを広めた。