【中央時評】文在寅式の韓米関係のジレンマ(1)

【中央時評】文在寅式の韓米関係のジレンマ(1)

2017年01月20日16時11分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  20日(現地時間)に開幕する米国のトランプ大統領時代の韓米関係を予想してみる簡単なクイズを一つ。次の2つの発言のうち次期指導者選好度1位の文在寅(ムン・ジェイン)元共に民主党代表の発言はどちらか。また、文氏の政治的な根である盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の発言はどちらか。

  発言1=国内でいろいろと批判的な意見と反対世論があるが…同盟関係を尊重し、また長い友好関係と未来の友好関係を考慮し、米国に対する支持の意志と支援を積極的に表明するのが、我々としては適切な選択だと考える。

  発言2=米国か北朝鮮か、選択しろという…その質問に対しては米国と答えなければいけないという制限された思考があるようだ。…米国は我々と長い間の友邦であり長い間の友だ。

  実用的同盟関係が強調されている発言1は、北核危機と米国のイラク派兵要求の間で悩みを繰り返した故盧武鉉元大統領が2003年に国家安全保障会議で述べた発言だ。一方、韓米同盟と南北関係のジレンマの中でハムレット型の悩みがにじみ出ている発言2は、月曜日に出版された政策対談集『大韓民国が尋ねる』で文在寅氏が明らかにした韓米関係構想の一部だ。

  韓米関係は青瓦台(チョンワデ、大統領府)とホワイトハウスのリーダーの組み合わせによって冷湯と温湯を極端に行き来する構造であるため、我々はトランプ政権の予測不可能性に劣らず文在寅氏の対外政策リーダーシップについても綿密に点検してみる必要がある。文在寅氏の内向的意識構造を別にしても(文氏が自ら明らかにした怒りをこらえる方法は「一人酒」だ。対談集176ページ)新政権の韓米関係は少なくとも2つの重大な障害物と向き合うことになるだろう。一つは4党体制国会内の膠着と責任回避の政治、もう一つは市民が要求する民主的な外交安保政策と密室官僚主義の間のジレンマだ。

  例えば(仮想的)文在寅政権が在韓米軍のTHAAD(高高度防衛ミサイル)体系配備決定を原則的に受け入れるものの、これは「財政負担を招く国家間の合意であるため国会批准の同意を求める」と述べる時に(対談集194ページ)ぶつかる最初の難関は、4党体制で構成された第20代国会が見せる「責任回避の政治(politics of blame avoidance)」だ。何よりも理念上THAAD配備を支持する(仮想的)2つの野党のセヌリ党と正しい政党が、配備同意案の処理に積極的な姿勢を見せるかは非常に疑わしい。2003-04年のイラク派兵同意案処理過程で当時の保守野党のハンナラ党が見せたように、理念上では賛成しても大統領の外交安保政策(当時はイラク派兵)にあえて率先して政治的負担を負わないという責任回避の政治は大きく変わらないだろう。超党派的外交という議員の修辞はテレビカメラの前でのみ有効であり、議事堂の敷居は越えられない。さらにTHAAD配備に対して賛否が分かれる共に民主党の議員が批准同意案を積極的かつ安定的に導いていくこともできない。

【中央時評】文在寅式の韓米関係のジレンマ(2)
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