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【社説】台湾総統選挙による両岸関係の変化に注目する=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.18 14:54
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「悲しくてもあきらめないでおこう。我々はまた戻ってくる」。4年前の台湾総統選挙で敗れた直後、蔡英文・民進党候補が支持者に向かって叫んだ言葉だ。その彼女が約束を守るように16日に行われた台湾総統選挙で圧勝し、台湾史上初の女性指導者となった。

蔡英文は「台湾の娘」と呼ばれる。台湾の誇らしい女性という意味があるが、台湾の独立を党の綱領とする民進党出身という点で台湾のアイデンティティーを強調する意味もある。我々が今回の台湾総統選挙の結果に注目する理由だ。台湾の指導者選出は台湾の国内問題にとどまらない。中国との微妙な両岸問題になったり、米中間の最も敏感なイシューとして米中関係にも多大な影響を及ぼす。

 
蔡英文の当選の背景には台湾経済の沈滞とライバルの国民党の内紛が作用している。しかしこれに劣らず過去8年間執権した国民党出身の馬英九総統の親中国化政策に対する警戒心がある。

中国に工場を移転して台湾内の産業空洞化現象が発生し、大陸に機会を求めていく人材流出現象も深刻だ。台湾経済が中国に従属しているという憂慮とともに、馬英九が追求した中国との経済協力の果実は一部の人だけが握っているという批判も多かった。

台湾人のアイデンティティーの変化も目を引く。自分を台湾人だと考える人が2008年の48.4%から2014年には60・4%に増えた。一方、台湾人であり中国人だと答えた人は43.1%から32.3%に、中国人だと回答した人は4.5%から3.3%に減った。

蔡英文は両岸政策に関連し、「現状維持」政策を追求すると話す。過去の民進党の陳水扁のように台湾の独立を急ぎもせず、馬英九のように中国に近寄ることもないということだ。中国は蔡英文の当選に対し、「台湾独立の分裂行動に反対する」という声明を出し、警戒心を表した。中国の習近平国家主席は両岸問題を次世代に先送りできないとし、突破口を開くのに強い意志を見せている。

両岸関係は馬英九の時代のように順調にはいかない見込みだ。最近、韓国のガールズグループのメンバーである台湾のツウィ(周子瑜)が韓国の放送で台湾の旗を振ったことが両岸ネットユーザー間の激しい感情争いを招き、今後、両岸間の緊張は高まる可能性が高い。

特に年末の米大統領選挙で対中強硬派が当選する場合、両岸間の波はさらに高まる見込みだ。米中葛藤は韓半島(朝鮮半島)の安定に不安要素だ。北朝鮮の核とともに北東アジアの不安定要因一つが追加されたということだ。

両岸関係は南北問題とも緊密に連動する。台湾と北朝鮮はお互いを対中国政策のテコとして活用したことがある。台湾が90年代後半、核廃棄物を北朝鮮に輸出しようとしたのが良い例だ。台湾の指導者の変化による両岸関係の動きに注視し、我々の外交および安保戦略を新しく整えなければならない時だ。

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