【社説】中国の歴史歪曲に対してはどうして何もいえないのか
最近、ソウル大考古美術史学科を定年退任したイム・ヒョジェ教授が中国の東北工程に対して衝撃的な発言をした。
2004年、文化部長官主催の東北工程対策会議で政府官僚らが「大勢を認めなければならないのではないか」「問題を肯定的に解決するためにむしろ手伝う案を探らなければならない」と言ったというのだ。イム教授の発言が事実ならこれは普通の問題ではない。政府自らが東北工程を黙認し、それだけでなく手伝おうとは、我々の歴史主権を中国に渡したのも同じだ。これは国の主権を日本に渡した1910年の庚戌国恥と変わりのない売国的行為に違いない。