【社説】南北会談とミサイル発射準備は別のもの

【社説】南北会談とミサイル発射準備は別のもの

2006年05月20日08時18分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  北朝鮮が最大射程距離6000キロであるテポドン2号の発射準備をしていることが明らかになった。

  日本のメディアは、咸境道(ハムギョンド)のミサイル基地で全長35メートルのミサイルが発射台に移動する様子が衛星で観測されたと報道した。国防部も「綿密に注視して多角的に確認中」と明らかにした。北朝鮮がミサイル発射を強行するかは未知数だが発射の兆候があることだけは確かで、その背景が大きく注目されている。

  北朝鮮は今回将官級軍事会談で西海北方境界線(NLL)を再設定しなければならないと執拗に要求した。25日に予定された鉄道試験運行のための軍事保障協議には目もくれなかった。韓国側と軍事的緊張緩和のための会談をすると言いながら、他の一方ではミサイル発射準備をしてきたのだ。

  ここには汎用性の布石が打たれている。韓国側に対して「対話の意志」があるという点をちらりと見せながら、金融制裁を含む米国の強い圧迫は、緊張の絶頂を通じて崖っぷち戦術で突破するというものだ。韓国政府は彼らのこうした計算に乗せられた形だ。北朝鮮がこんな方法で対応すれば問題が解けると計算したら計算違いだ。

  北朝鮮は拉致人権問題で国際的孤立がますます深くなっている。経済状況も根本的によくなることができない。韓中の支援でやっと体制を維持している実情ではないか。こんなときにミサイル発射を強行すれば韓国を含むどこの国家が北朝鮮を助けようとするか。事態を一手に悪化させるのだ。米国のブッシュ政府がこのようなやり方の脅威にどうやって対応してきたかは自らよく知っているだろう。中国ならば歓迎するか。「韓半島安定」が譲歩することができない国益である彼らも喜ばないだろう。

  政府も「北朝鮮に支援さえすれば問題が解ける」という単線的な思考からこれからは抜け出さなければならない。こんな脅威をする北朝鮮を大統領が出て条件なしに支援するなどと言えば、我々も国際社会で北朝鮮とまったく同じ扱いを受けるだろう。誰より韓国政府が北朝鮮に対して強力に警告しなければならない。「安保」と「交流協力」をこれ以上混乱するな。
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