国家保安法違反の疑いで拘束されたソウルの中学校教師自宅で、北朝鮮先軍政治をほめたたえる教育用資料が摘発された。北朝鮮に対する30の仮想質問、返事形式のこの資料は、在韓米軍撤収など北朝鮮の主張をそのまま盛り込まれているというものだ。全国教職員労動組合(全教組)所属であるこの教師は全教組支部ホームページに北朝鮮讃揚資料を掲示し、数日前、拘束された。当たり前のことなのにもかかわらず全教組は公安弾圧だと主張している。一体どこの国の教師集団か。
北朝鮮政権が失敗したという事実は世界が分かっている。人権もなく、多くの住民が生活苦から北朝鮮を脱出している。この渦中に北朝鮮政権は核兵器実験までして韓半島平和を揺るがしている。文民より武力、軍隊を優先するのが先軍政治だ。それなのに教師は「新しい社会主義」とほめたたえて、全教組はこれを擁護する。全教組の反米、親北朝鮮行為は危険水位を越えて大韓民国のアイデンティティ、伝統性を否認する水準だ。1年余り前には中学校教師が教え子100人を非転向長期囚たちの集まりとして動員し、釜山(プサン)支部では金日成(キム・イルソン)主体思想を宣伝した北朝鮮歴史書を写した資料で教師用統一教室を開いた。全教組はよく言えば統一教育だが、事実は親北朝鮮洗脳教育だ。こんな教育を受けた子供たちは判断力不足で北朝鮮の主張に同調するという。誤った道に誘導された子供たちの未来と彼らの親の経験する苦痛には誰が責任を負おうか。