<北朝鮮ICBM>「米、レッドライン越えたと判断…次元違う対北政策も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.05 14:50
北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」試験発射の成功を発表した4日、米国政府は慌ただしく動いた。独立記念日で休日だったが、外交、国防、情報関連機関の責任者を集めて緊急対策会議を開くことにしたと、米CNN放送が報じた。
ティラーソン国務長官はこの日午前9時(日本時間4日午後10時)、康京和(カン・ギョンファ)外交長官と電話で北朝鮮のミサイル挑発について議論した。外交消息筋は「この日の電話は韓国側の要請によるものだったが、北のICBM技術の進展と今後の対応について深く意見を交わした」と伝えた。
この日の電話で双方はまず、北朝鮮がICBM試験発射だったと主張する根拠に関する情報を共有した。発射直後はICBM級ではないとの1次判断があったが、北朝鮮のICBM試験発射発表が続く中で米国側が具体的な資料の分析に入り、北朝鮮の主張に根拠がないわけではないという対話をしたという。関係者は「米国側の最終精密分析の結果までは1週間ほどかかりそうだ」と話した。また消息筋は「両国外交長官が国連での制裁議論とともに中国側にどのような圧力を加えるかについても意見を交わした」とし「予想外の強力な圧力と制裁が加えられる可能性がある」と伝えた。