バーニング・サン事件でＢＩＧＢＡＮＧ（ビッグバン）元メンバーのＶ．Ｉ（ヴィアイ、本名イ・スンヒョン）さん（２９）と癒着疑惑がもたれているＹ総警（４９）が不正請託禁止法〔金英蘭（キム・ヨンラン）法〕違反容疑で追加立件された。Ｙ総警はＶ．Ｉさんの事業パートナーであるユ・インソク前ユリホールディングス代表から２０１７年１２月にＢＩＧＢＡＮＧコンサートのチケット３枚をもらっていたことが分かった。Ｙ総警はＶ．Ｉさんらが参加するグループチャットで「警察総長」と呼ばれていた人物だ。

ソウル地方警察庁広域捜査隊はＹ総警がＶ．Ｉさん、ユ前代表とともにゴルフや食事などを一緒にしながら自分が使った費用の一部を支払っていない点を確認した後、追加立件したと１日、明らかにした。Ｙ総警は公務上機密漏洩などの容疑で立件されている状態だ。

公演チケットについてはＹ総警とユ前代表の陳述が一致した。警察関係者は「Ｖ．Ｉさんがユ前代表に渡したチケット２０枚のうち３枚がＹ総警に渡された」とし「Ｖ．Ｉさんがユ前代表にチケットのうち一部をＹ総警に渡すよう指示した証拠はない」と話した。警察はこのチケットをもらったＹ総警の夫人Ｋ警正に対してはまだ立件していないと付け加えた。警察関係者は「金英蘭法違反容疑で立件するには総額の確認が必要だが、まだ追加捜査が必要な状況」と説明した。

この日、警察はＶ．Ｉさんとユ前代表を横領容疑で追加立件したと明らかにした。警察によると、２人はクラブ「モンキーミュージアム」の資金数千万ウォンを引き出して個人的に使った容疑がもたれている。警察は追加横領金額がさらにあるかどうか、あればその用途などを追跡している。

一方、Ｖ．Ｉさんの性売買あっ旋疑惑に対して、警察は「性売買があったという情況と関連した事実を一部確認した」と説明した。警察はＶ．Ｉさんが「ＯＯＯの子たちに…」のようなチャット内容の記録を根拠に性売買あっ旋容疑を適用したがなかなか立証できないでいる。Ｖ．Ｉさんは「チャットでの表現の仕方に問題があったのは間違いないが、性売買をあっ旋する内容ではない」と対抗している。