「中国研究陣、サルのクローニングに成功…霊長類動物で初めて」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.25 14:03
中国の研究陣が世界で初めて体細胞核移植(SCNT・somatic cell nuclear transfer)技術を通じてオナガザル科に属するカニクイザル2匹のクローニングに成功した。
中国科学院(CAS)神経科学研究所の研究陣は「SCNT技法でクローンサル2匹を誕生させた」と25日、明らかにした。研究陣は「クローンサルを通じて脳神経疾患やがんのようなヒトの疾患をもっと深く理解できるようになる」と説明した。サルとヒトの遺伝子は酷似していて、約4%だけしか違わない。チンパンジーの場合は1%程度だ。このように霊長類はヒトと遺伝的な差があまりなく、どの動物よりも治療剤の効能を立証する実験に適している。研究結果は国際学術誌『セル』(Cell)に24日付で掲載された。