韓経:ノーベル賞に最も近かった韓国の天才物理学者(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.25 09:39
未来創造科学部、韓国科学創意財団、韓国経済新聞社が科学技術振興50年を迎えて今月8-14日にインターネットアンケート調査を行い、「我々の生活を変化させた近現代を代表する科学技術者」10人を選んだ。今回の調査で最も多くの票を受けた李輝昭(イ・フィソ)博士をはじめ、毎週1人ずつ各自の業績と人生を紹介する。
「韓国も基礎科学研究に力を注ぐべき時期が来た」。米国で活動していた天才物理学者の李輝昭(イ・フィソ)博士(1935-1977)は1974年9月、韓国を離れから20年ぶりに故国の地を踏んだ。当時米シカゴ大教授およフェルミ国立加速器研究所理論物理部長だった李博士は、韓国政府が米国政府に要請した科学振興資金800万ドルの支給の妥当性を評価するために帰国した。李博士は「純粋科学者の後押しがあってこそ技術者と応用科学者が養成され、本当の先進国になることができる」とし「応用科学と工学を活用し、経済的な余裕ができれば、純粋科学に視線を転じなければいけない」と強調した。
◆韓国人が最も愛する科学者