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【コラム】脱北と脱南=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.28 15:21
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国連司令部が公開した亡命兵士の脱走場面は戦慄するほどだった。板門閣につながるその道をどこから来たのか分からないジープが走っていた。少し見ても時速80キロほどのスピードであり、ためらうような動きはなかった。24歳の若い青年がするには悲壮で孤独な疾走だった。道は閑静だったが、生涯受けた洗脳の障壁と脱走を制圧する武力に満ちた非常に危険な道だった。青春を強く締めつける体制の「外」に出ようという一念だったのだろう。瞬時に現れた兵士たちが引き金を引いた。急いで走る兵士の後方から弾丸が次々と飛んできた。体制内部を取り締まらなければいけない人民共和国の兵士の間で生じたことだった。阻止も逃走も必死だった。その必死の国境線に初冬の早い闇が広がった。

一日に数千機の飛行機が多くの領土を飛び交うグローバル化時代に、国境が「死の境界線」である国は北朝鮮しかない。国境は死線だ。国境の中は生活のようでない生活であり、国境の外に出ていく塀は生死の分かれ目だ。北脱出は死線を越える行為、新生に向かう極端な冒険だ。ソウル大にも脱北学生がまれにいる。とても脱北の過程は尋ねることができなかった。10年前に脱北した大学院生は南浦(ナムポ)精練所が突然爆破された時、長くとどめておいた考えを決行することにした。南浦精練所は学習教師として働いていた彼女の職場だった。とにかく鴨緑江(アムノッカン)に行って山の稜線を歩いたという。警備警戒所はあちこちにあり、川の流れは強かった。夜に山の中で山犬にも会った。早瀬が多い豆満江(トゥマンガン)に到着した。会寧(フェリョン)付近で保衛部隊に見つかったが、お金で処理した。死線を突破するのに3カ月かかった。

 
韓国に定着した脱北民は約3万人であり、この人たちがどう生計を立てているのか、南側の居住者はよく知らない。定着金1500万ウォン(約150万円)に適応生活費600万ウォンがすべてだ。日雇い、臨時職の建設労働者が多い。先日、人気番組「私は自然人だ」に脱北民が出演した。生活がつらいという。実際、脱北の目的地は必ずしも韓国というわけではない。体制の拘束を抜け出して自分の人生を築いていけるところであればどこでもよいというのが、脱北民の一般的な心情だという。ところが「外」に出てみると適当な行き場所はない。結局、韓国に向かう。

「ここは韓国ですか」。意識を回復した兵士の不安な最初の言葉から、彼の最終目的地が韓国であることには間違いない。満身瘡痍になった身体、死線を越える費用は大変なものだったが、テレビの芸能番組を見てガールズグループの歌を聴きながら満喫する生活のにおいが彼のトラウマを治癒するだろう。致命傷患者を治療する重症外相専門医のイ・グクジョン教授が今回も生命の操舵手の役割をした。血と糞便にまみれながら執刀した末、兵士の意識が戻った。数年前、中央日報が主管したユミン賞を受賞した彼と対話をする機会があった。アデン湾の英雄、ソク・ヘギュン船長を救った功績が高く評価された結果だった。イ・グクジョン教授はいわば英雄を救ったもう一人の英雄だった。ところが彼の悩みは別のところにあった。「医療界と社会の一部の誹謗に苦しめられる」ということだ。


【コラム】脱北と脱南=韓国(2)

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