韓国ウォンの急速な上昇続く、輸出企業に影響も(1)

韓国ウォンの急速な上昇続く、輸出企業に影響も(1)

2012年10月09日09時13分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国ウォンの急速な上昇続く、輸出企業に影響も。
  韓国ウォン上昇の勢いが尋常でない。5~6月に1ドル=1170~1180ウォン台を維持していたウォンはいつのまにか1110ウォン台を行き来している。8日には一時1109ウォンまで上がり、1112ウォンで取り引きを終えた。取引時間中の価格基準では昨年10月31日の1100ウォン以降で最高値となる。

  問題は幅と速度だ。為替相場の動きに神経を尖らせる韓国の4大都市銀行の外国為替担当責任者は今後の為替相場の流れをどのようにみているだろうか。

  彼らは、「ウォン上昇の圧迫が大きくなっており、1年間心理的抵抗線の役割をした1100ウォン台が年末ぐらいにも崩れかねない」口をそろえた。輸出企業が収益を出す為替相場の抵抗線である1050ウォン(大韓商工会議所調査)まではまだ余裕があるが、来年は壮語できないというのが彼らが伝える外国為替市場の雰囲気だ。

  最近のウォン上昇は先進国がいっせいに金融緩和に出た反作用だ。欧州中央銀行(ECB)は無制限の国債買い入れを決め、日本や中国も加勢した。ここに米連邦準備制度理事会(FRB)まで量的緩和第3弾(QE3)措置を発表し市場へのドル供給を拡大した。このように各国が放出した資金の一部は韓国に流入している。新興国の中で相対的に金利が高く経済がしっかりしている上に格付けまで上がり投資魅力が大きくなった結果だ。実際に格付けが上がった8月27日から今月5日までで外国人はウォン建て債権を4兆3000億ウォン(約3026億円)買い越しており、8月以後の株式買い越し規模も8兆ウォンを上回っている。

  新韓銀行のチョ・ジェソン金融工学センター副部長は、「世界的に流動性が豊富な中、韓国が主要投資先として脚光を浴びたためウォンを買おうとする需要が増加している。ウォン高の流れを予想して為替差益を狙う資金流入も続いており当分上昇の流れは続くだろう」と予想した。

韓国ウォンの急速な上昇続く、輸出企業に影響も(2)
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