【噴水台】朴槿恵政権は“グリーン成長”の旗を降ろしたが…
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.19 14:47
“昔の愛の薄い影”といっただろうか。昔の愛が記憶から薄れていくからといって、その存在が消滅するのではないという気がした。昔の愛も、自ら育って自身の存在価値を育てているということだ。突拍子もない考えだが、李明博(イ・ミョンバク)政権時に韓国が主導してつくった国際機構グローバル・グリーン成長研究所(GGGI)の最近のニュースを聞いてハッと思い浮かんだのだ。
GGGIは13日、フランスのパリで開かれた経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会統計作業班会議で、公的開発援助(ODA)適格機構として承認された。開発援助をすべき先進国がGGGIにお金を出すことでODA義務を遂行できる場合があるため、資金を集めるのがそれだけ容易になったという話だ。すでにノルウェーが500万ドルを出すと言い、英国も寄与できる方案を検討中とのことだ。スタート1年にもならない韓国主導の国際機構が、このように即座に財源拡大の道をつくったというのだから奇特な気持ちにもなった。国際機構は、財源調達案の整備が永続の有無にかかる重大な岐路なのだが、とにかく行き残る方法を整えたということだ。