<南北首脳会談>非核化への旅程…韓半島ビッグゲームが始まった

<南北首脳会談>非核化への旅程…韓半島ビッグゲームが始まった

2018年04月27日06時41分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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板門店の共同警備区域(JSA)軍事境界線を間に挟んで、26日、南側(前面)と北側の軍人が警戒勤務を行っている。韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長は今日(27日)午前9時30分、この軍事境界線で初めての握手をする。
  韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が27日、板門店(パンムンジョム)で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に会って非核化に向けた長い旅を始める。文大統領と金委員長はこの日、午前と午後の二度にわたる会談を通して合意文を発表すると、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が26日、明らかにした。青瓦台が「板門店宣言」と呼ぶことを期待しているこの合意文に含まれる非核化の約束によって、会談の成否が決まる。

  任鍾皙(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は26日、京畿道一山(キョンギド・イルサン)の韓国国際展示場(KINTEX)に用意されたプレスセンターで「(北朝鮮の)明確な非核化意志を明文化できるなら、さらに一歩進んで、これが韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化を意味することを正確に確認できるなら、今回の会談は非常に成功的」と明らかにした。任室長は「合意水準により、(会談場である)板門店『平和の家』の前で(両首脳が)正式発表するか、署名するか、でなければ室内発表するかになる」と明らかにした。任室長は「最も核心の部分(非核化)は両首脳の役割としてそのまま残された」と述べた。非核化問題をどこまで明文化するか、また両首脳がこれを共同で直接発表するかどうかは、両首脳の談判にかかっていることを示唆する。

  今回の会談は、韓国戦争(朝鮮戦争)後、北朝鮮の最高指導者が軍事境界線を越えて韓国の領土を踏む初めての会談だ。文大統領は板門店を横切る軍事境界線の前で、金委員長を握手で歓迎するものと予想される。板門店は、1976年北朝鮮の米軍殺害事件である斧蛮行事件(ポプラ事件)と93年非転向長期囚の李仁模(イ・インモ)氏の北送、94年1次北核危機を迎えてジミー・カーター元米国大統領の訪朝などが繰り広げられた分断の最前線だ。ここで文大統領は金委員長と共に軍事境界線の前まで散策し、南北平和を祈る共同植樹を行う。午後の会談の後には金委員長を補佐する25人前後の核心参謀が出席する夕食会も開かれる予定だ。

  両首脳が出し合う合意内容は、非核化の旅程の終着点ではなく出発点だ。その内容によって、会談による影響は南北関係を越えて北東アジアの安保地形の大転換に波及していくだろうと青瓦台は期待する。

  特に、今回の会談は、2000年第1次、2007年第2次南北首脳会談とは違い、すぐに米朝首脳会談へとつながる道案内的な会談だ。実際、板門店首脳会談の非核化合意の結果次第では、米朝首脳会談での両国関係が急進展することも考えうる。東国(トングク)大学北朝鮮学科のキム・ヨンヒョン教授は「今回の首脳会談は米国とソ連が脱冷戦を宣言した89年マルタ会談に肩を並べる韓半島版マルタ会談になりうる」と述べた。反面、一部では2005年9・19共同声明に「北朝鮮の現存する核兵器と核計画の放棄」など明確な非核化宣言が盛り込まれている以上、これを越える合意文を作るのは容易ではないという指摘もある。峨山(アサン)政策研究院のチェ・ガン副院長は「今回の会談で非核化に対する北朝鮮の意志が確認されても、非核化を保障する実質的な動力は米朝首脳会談」としながら「北朝鮮は非核化ロードマップを出しても、今回の会談でなく米朝首脳会談で取り上げる可能性がある」と見通した。
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