【時視各角】朴槿恵大統領の72時間(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.13 14:43
ローマ総督ポンティオ・ピラトは「私は罪がない」として手を洗ったが、イエスを十字架にかけて彼の服をくじで分け合ったのはピラトの部下の兵士たちだった。「大統領選挙資金授受」疑惑までが提起される中、朴槿恵(パク・クネ)大統領が退くところはない。
大統領の責任が最も大きいというのは、今では政治的な修飾語を越えて実体的な真実に近づいている。大統領選挙資金疑惑は朴大統領に地球の果てまでついていくだろう。それは大統領が自ら招いたことでもある。「チョン・ユンフェ文書」という宮中暗闘で支持率が揺れると、「検察政治」に頼ろうとし、自らその罠にかかってしまった。