「日本首相、謝罪文の調整だけ残し…慰安婦交渉、昨年妥結直前に白紙」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.09 08:53
「弁護士たちが使いそうな表現ではいけない。もっと胸に迫るような表現でなければならない」。
昨年10月末、東京のあるホテルで向き合っていた日本政府の斎藤勁官房副長官に、李東官(イ・ドングァン、大統領府、当時は外交通商部言論文化協力大使)元青瓦台(チョンワデ、大統領府)広報首席がこう要求した。慰安婦問題の解決方法を見出そうと額を突き合わせていた席だ。中断と再開を繰り返してきた両国間の交渉は、この時が最後だった。2人は日本の野田佳彦首相が従軍慰安婦被害者に送る手紙の文面をめぐって格闘中だった。