北、無人機で弾着点を確認し、長射程砲の精密砲撃が可能(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.04.08 17:42
◆レーダー設置費用が問題
可能な装備としては高い周波数帯域の小型AESAレーダーがある。イスラエルのRPS-42やサムスンタレスが開発中のレーダーだ。1台あたり10億ウォンから2億-3億ウォンで、10-3キロの距離から鳥も把握する。問題は費用だ。首都圏を網羅するには数千億ウォンかかる。青瓦台だけに設置すれば世論の問題になる可能性がある。
迎撃も容易でない。現主力対空網の地対空ミサイルで迎撃するには標的があまりにも小さい。10億ウォンのミサイルで2000万ウォンの無人機を撃てば「ハエをつかまえるために大砲を撃つ」ようなものだ。外れて民家に落ちる場合、後遺症が深刻だ。対空砲火網を構築して防ぐのが最も効果的な迎撃方式だが、やはり多数を配置しなければならない。最も良いのが対空砲マンティス(MATIS)だが、1セット150億ウォンだ。国産は50億ウォンだが、性能が落ちる。いずれにしても相当な予算が必要となる。多くの数量を配置しなければならず、迎撃システムと連動されなければならない点も問題だ。こうした中で発生する韓国防空網の弱点を北朝鮮が積極的に活用しようとすれば、問題は深刻化する。