【社説】北朝鮮は軍事パレード自制し五輪の平和精神毀損するな
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.25 11:16
韓国政府が北朝鮮まで招いた平昌(ピョンチャン)冬季五輪の準備が大詰めを迎えているが、北朝鮮は軍事パレードの準備に没頭している。韓国政府と軍当局によると、北朝鮮は平壌(ピョンヤン)近郊の美林(ミリム)飛行場で先月から1万3000人の兵力と車両200台を動員して大規模軍事パレードの予行演習をしているという。北朝鮮が五輪前日の2月8日に軍事パレードを強行するのは建軍記念日のためという。北朝鮮は4月25日だった創軍記念日を突然2月8日に変更した。
問題は北朝鮮が軍事パレードを機会に利用し核脅威と偽装された平和を同時に送り出す陽動戦術を駆使するかも知れないという点だ。北朝鮮がもし今回の軍事パレードで大陸間弾道ミサイル(ICBM)だけでなく、ゲームチェンジャーと呼ばれる潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、核弾頭まで公開する場合、大々的な武力示威と変わらない。北朝鮮がこうした場合、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の新年辞のように核ミサイル保有を既定事実化するかは知らないが平昌五輪は深刻な打撃を受けることになる。平和五輪というイメージからばらばらに崩れてしまう。