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【コラム】映画『南漢山城』が失敗した理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.20 13:05
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369万人。

19日現在の映画『南漢山城(ナムハンサンソン)』の観客数だ。秋夕(チュソク、中秋節)の連休の時には封切りから2日で100万人を突破し、歴代秋夕興行新記録などで話題になった。空前のヒットを記録した金薫(キム・フン)の小説『南漢山城』が原作で、イ・ビョンホン、キム・ユンソク、パク・ヘイル、コ・スなどの豪華キャストに強大国に振り回される今の時局と重なるという点など興行要素をあまねく備えたという評価だった。韓国映画市場の独特の興行公式である「政治家観覧→コメント→論争」も続いた。完成度に対する好評まで相次ぎ、1000万人突破は余裕だと思った。しかし、『南漢山城』はもう損益分岐点(500万人)さえ超えるのが難しいほど振るわない。

 
なぜ失敗したのだろうか。観客の中には「歴史の本をスクリーンにそのままコピーしたようだ」という酷評する人がいる。一言で退屈だということだ。韓神(ハンシン)大学哲学科のユン・ピョンジュン教授の分析はこうだ。「金薫の文学的文法をそのまま映像的言語に置き換えた。一種のオマージュだ。何より暗鬱な歴史を加減なく写実的に描写したことが大衆を居心地悪くした」

これまで世相や社会的メッセージを込めた韓国映画が人気を呼ぶためには大きく見て2つのうちどちらかに当てはまらなければならなかった。いわゆる「国ポン(国に対する過度な自負心、国家賛美のこと)」で愛国主義の触手をくすぐるか、あるいは正義でラッピングして公憤を起こさなければならなかった。前者の代表作が『鳴梁』『国際市場』ならば後者は『ベテラン』『内部者』だ。特に後者の「左派商業主義」が大勢であった。これらの映画では検察はお金ばかり求め、財閥は恋愛するのに忙しく、政治家は闇取引きばかりする。あたかもハリウッド・ブロックバスターのヒーローが悪党をはね除けるように「持てる者=悪、持たざる者=善」という二分法の構図で主人公が既得権層を爽快に懲らしめる。観客も痛快さと同時に「まったく悪いやつらだ!」という道徳的優越感を確認したりした。

もし、映画『南漢山城』が斥和派・主和派間の深い思想闘争を扱わずに当時飢えて苦しむ民衆のリアルな姿を最大限にフォーカスし「丙子の乱は複雑ではない。腐った王と朝廷大臣のために恥辱にあったのだ」という鮮明性で武装したとすれば、今のようにめちゃくちゃになっただろうか。保守・進歩に分かれて敵対的共生関係を形成した韓国的政治の状況が「映画の消費」にもそのまま投影されたと言ったら過剰解釈だろうか。

チェ・ミヌ/政治部次長

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