【時論】北朝鮮「ミサイルマイウェイ」への対応法(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.31 14:37
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対話の提案を無視してミサイルを相次いで発射し、マイウェイ式の動きを続けている。北朝鮮がこの機会をうまく利用すれば、軍事境界線上の緊張解消を名分に強く望んでいる心理戦放送の中断も引き出せる可能性があるが、不動の姿勢だ。むしろミサイル発射はさらに大胆になっている。高角の試験発射でなく武器級ミサイルを正常な角度で発射するのは威嚇を露骨化する信号だ。文大統領は言うまでもなくトランプ米大統領も眼中にないという点を誇示しようというシグナルも送っている。
国連安全保障理事会の決議案には耐性が生じたのか、自らの日程に基づいて順に発射しているようだ。いかなる難関があっても核とミサイルだけは早期に完成するということだ。核能力を高度化してミサイル完成度を高めてこそ、核保有国の地位が認められ、事態を拡大できる。対話と交渉をするにしても、その時になってするのが断然有利と判断し、急いでいると考えられる。