<イラン制裁解除>かんぬき外れた原油4位のイラン…初の“逆オイルショック”来るか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.18 12:22
だが新しい方法ができた。原油ファンド投資だ。国際通貨基金(IMF)と国際決済銀行(BIS)などは「個人投資家は2004年前後から原油ファンド投資に乗り出した」と伝えた。最近米国人が原油価格下落をただ歓迎することはできない理由だ。
いまはすべての状況が逆回転している。スーパーサイクルの大前提だった中国経済が鈍化している。中国経済が回復するとしても成長率が高度成長期水準まで上がる可能性は大きくない。エコノミスト誌は「中国経済回復の期待感で国際原油価格が再び上がるとしても原油投資の損益分岐点まで上昇する可能性は未知数だ」としている。
損益分岐点がいくらだというのか。ゴールドマンサックスは「1バレル当たり70ドル」とする。国際原油価格がこの価格以下ならば各種原油投資ファンドの損失が増えるという意味だ。