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【コラム】94歳の辛格浩ロッテ会長の最後の願い(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.19 15:46
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このビルは辛総括会長には一生の最後の念願事業だ。最も高い摩天楼をつくって大韓民国を代表するランドマークにしたいという彼の願いが込められている。そのようなビルがその深さを予測できないほどの非難の沼に閉じ込められている。着工あたりから石村湖水がヒビの入った瓶の水のように流れ出ているという怪談が囁かれたのはその序幕に過ぎなかった。ソウル松坡区一帯を恐怖に陥れた大小のシンクホールの主犯という誤解を生んだりもした。実際、安全不注意による人命事故もなくはなかった。ついには水族館と映画館が開場直後に安全論争に巻き込まれ、期限なき休業に入った。公演会場工事も全面中断された状態だ。このような状況にまでなったのはロッテ側の責任も大きい。安全に完ぺきを期していなかったためだ。真偽はともかく、懸案やデマを釈明するのも消極的だった。一言でいえば、後手に回った疎通と対応方式が災いをさらに大きくした。事実、それは辛総括会長のやり方でもある。ロッテの経営者も否認しない。「上手にやり遂げたことも外部に自慢するかのように知らせるな、というのが会社の不文律だった。ところがそのようなやり方は最近では通じなかった。疎通の時代になったことをよく分かっていなかった…」。韓国最高のランドマークになるためには、完工目標を守ることと劣らず拍手と応援を受けるのも重要だ。

ただ、辛総括会長が一生の願いを日本ではなく、韓国で完成させようと決断を下した点だけは高く評価したい。このような言葉もどうかと思われるが「首丘初心(故郷を忘れず懐かしむ心)」の心情でないかと考える。おそらくそれは日本でも巨大企業を興し現地の政・財界の人々と同等に交わる有名人だが、ただの一度も韓国国籍を放棄しなかったことと無関係ではないだろう。

 
彼は二重国籍にも日本人にもなったことがないという。帰化しなければ主流社会に入れてくれないことで有名な列島でだ。そんな彼が第2ロッテワールドに注ぎ込んだ資金はおよそ4兆ウォン(約4300億円)にもなる。昨年初めに会った70代の在日同胞企業家が聞かせてくれた話が今更のように思い出される。自身の母から聞いたという「青年・辛格浩」ストーリーだ。この僑胞企業家の母親は日帝強占期の早い時期から日本へ渡って商売を始めたといった。「辛格浩会長が日本にちょうど渡ってきた当時は事業手腕のある在日同胞がパチンコ事業に集まった。しかし、彼はそちら側には目もくれなかったそうだ。代わりに軍政統治のために駐留した米軍が噛んでいたチューイングガムを安くつくり、日本消費者の歓心を買った。それを元に事業の軸を磨いた。彼は生まれながらの企業家だ」

今年94歳の彼が東海(トンへ、日本名・日本海)を行き来して見せた企業家精神を第2ロッテワールドでも発揮すれば良い。疎通を加えてだ。そうして誰もが訪れたい名所として新たに生まれ変わることができるよう願う。

ピョ・ジェヨン産業部長


【コラム】94歳の辛格浩ロッテ会長の最後の願い(1)

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