【社説】G20首脳会議、来年の韓国開催を歓迎する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.26 11:54
G20(主要20カ国)首脳会議が来年11月、韓国で行われることになった。大歓迎する。何より韓国がグローバル経済問題に自分の意見を出すことができるようになったという意味がいちばん大きい。G20会議はこれまで韓国で開かれたアジア・ヨーロッパ首脳会議(ASEM)やアジア・太平洋経済協力体(APEC)首脳会議よりずっと重要だ。ASEM会議などは親善企図の性向が強いが、G20会議は世界経済問題を討論して決める席だ。このような会議の開催国になったということは、世界経済問題の決定に、相当な役割が果たせるということを意味する。
それに今は国際経済の転換期というとても重要な時期だ。ドル単一基軸通貨体制が揺れている上、国際通貨基金(IMF)と世銀など国際機関再編の声も高い。金融改革と保護貿易主義防止の主張もかなり激しい過渡期と言っても過言ではない。こういうときに自分の意見を出せるということは、まことに重要なことだ。米国や中国ほどの影響力にはならずとも韓国に一方的に不利な秩序が形成されることはある程度阻むことができる。韓国に不利ではなく、名分のある主張を述べれば新しい経済秩序に反映されることもある。国の未来を決めるとても微妙な時期に、開催国になったことはそれでいっそう貴重なことだ。これを通じて韓国が新しい経済秩序を作ることに大きな役割ができることを期待する。