ソウル大教授が偽造した計算書で16億ウォン余を横領
教授らの研究費横領不正事件を捜査中のソウル中央地検・特捜第1部は、24日、幽霊会社の名義で偽造した税金計算書などを利用し、土木関連の技術開発研究費など16億ウォン余(約2億円)を横取りした疑い(横領)で、ソウル大工科大教授・オ某容疑者(55)を逮捕した、と伝えた。ソウル大工科大の教授が研究費問題で逮捕されたのは、先月末、チョ某容疑者(38)に続いて2人目。
検察は、オ容疑者の通帳に50億ウォンが振り込まれているのを確認し、出処を取り調べており、同校の他の教授ら2~3人も、同じ疑いで捜査中だとした。検察によると、オ容疑者には「2000~03年、すでに廃業した幽霊会社から、各種の実験道具などを購入したように見せかけ、税金計算書を偽造した後、学内研究センターなど研究費執行機関に提出し、資金を受領する手口などで約8億ウォンを横取りした容疑」がもたれている。