韓日国防相ホットライン、年内設置へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.06.08 07:33
韓日政府が安保上の緊急事態発生に対応し、国防長官と防衛相の間に直通電話（ホットライン）を近く設置すると、時事通信が７日報じた。
時事通信は日本政府の関係者を引用し、３日にシンガポールで行われた韓民求（ハン・ミング）国防長官と稲田朋美防衛相の会談でホットライン設置方針を確認したと伝えた。韓日の国防－防衛当局間には１９９９年以来、局長級のホットラインが設置されている。
通信によると、両国間のホットラインは北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射がある場合、迅速な連絡と調整に使われる。韓長官と稲田防衛相は会談で核・ミサイル開発など北朝鮮の脅威が増しているだけに対応を急ぐ必要があると判断したという。
これに関し国防部の関係者は「今回のシンガポール会談で合意したわけではないが、実務者レベルで議論を進めてきた」とし「今年末までには両国長官間の直通電話を設置することで暫定合意した状態」と述べた。これに先立ち韓日国防当局は昨年１１月、軍事情報の共有を可能にする軍事情報包括保護協定（ＧＳＯＭＩＡ）を締結している。