違法捕獲され観光地に売られたイルカ4頭、済州の海に放流決定
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.29 13:10
済州道中文(チェジュド、チュンムン)観光団地パシフィックランドで公演をするポクスンとチュンサム、テサン、サムパリはミナミハンドウイルカだ。つやつやした鉛灰色の胴に丸い目。細長いくちばしで700種類以上の音を出す才能を持っている。
彼らの故郷は済州の青い海だ。4年前、漁網にひっかかって閉じ込められる身分になった。 だが、25日、大法院(最高裁判所に相当)判決でポクスンら4頭のイルカが故郷の海に帰すことになった。
大法院3部(主審パク・ボヨン最高裁判事)は25日、済州道中文観光団地内のイルカショー会社パシフィックランド代表(24)と調教師(51)に水産資源管理法違反の疑いなどで懲役8カ月に執行猶予2年、社会奉仕120時間を宣告した原審を確定した。パシフィックランドは罰金1000万ウォン(約84万円)を支払うことになった。彼らには捕らえたイルカ4頭に対しては没収命令が下された。絶滅危惧種であるミナミハンドウイルカは国土海洋部が昨年10月に保護対象海洋生物に指定し、営利目的の捕獲が基本的に禁止された種だ。