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韓国政府の新南方政策、環インド洋全域に拡大せよ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.07 13:43
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韓国戦争(朝鮮戦争)以来韓国外交が4強にしがみついたのは避けられないことだった。現在進行中の韓朝米の非核・平和交渉の結果に関係なく韓半島(朝鮮半島)での戦争再発の危機はほぼなくなった。韓国が戦争抑止力を十分に備え、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が米国の恐るべき戦略資産を現実的に評価し、核・ミサイルの代わりに経済興しに力点を置くべき国内的状況に追い込まれた結果だ。

今後の韓国外交は4強一辺倒という奇形的外交の鎖を解いて外交多角化の正常な外交空間を確保できるようになった。外交多角化の最も重要な初めての事例が東南アジア諸国連合(ASEAN)とインドを対象とした新南方政策だ。上・下半身をともに備えなければならない人体のように新北方政策の成功のためにも新南方政策は必須だ。

 
ASEANとインドはなぜそれほど重要なのか。地理的に近いうえに経済的な成長潜在力が無尽蔵にある。ASEAN全体の人口は6億4000万人で、国内総生産(GDP)は2兆4000億ドル、韓国との貿易額は1188億ドル(約13兆3884億円)に及ぶ。更にインドの人口13億5400万人(25歳以下が50%)、GDP2兆5900億ドルを考慮すればASEAN+インドを除いては未来の韓国の繁栄は想像することもできない。新南方政策は時すでに遅しだが、新南方政策がASEAN+インドに限定されたのは残念だ。環インド洋全域で地平を広げ、インド・太平洋政策の概念に進めるべきだ。なぜ環インド洋なのか。

環インド洋の沿岸37カ国とその周辺国には世界の人口の3分の2が暮らしている。緯度80度、経度100度で7つの時間帯にまたがっている。南アフリカの喜望峰からインド洋の東部、アフリカ海岸に沿ってモザンビーク・ザンジバル・ソマリアを北上してイエメンとオマーン・サウジアラビアが位置するアラビア半島に及ぶ長い海岸線が環インド洋の西海岸だ。狭いホルムズ海峡の向かい側のペルシア湾は東側のイラン、西側のアラビア半島のサウジアラビア・アラブ首長国連邦(UAE)・カタールのような石油富国が位置する豊穣地帯だ。

海賊で有名なアフリカ北東部のソマリアからアラビア半島を越えてイラン高原、インド亜大陸(Indian Subcontinent)を経てインドネシア群島に到る膨大な環インド洋は豊富な資源と途方もない人口を持つ世界の主な消費市場であり、資源輸出国だ。特にイラン・インド・インドネシアはユーラシアの内陸部(Heartland)と沿岸地域(Rimland)が接する地点で、その戦略地政学的(Geostrategic)重要性はいくら強調しても行き過ぎではない。

ポルトガルとフランス・英国の植民地開拓者がインド洋地域に進出する前から環インド洋は領域内貿易が活発だった。特にオマーンのイスラム商人は活発な海上活動で、1957年までも一時ソ連がうらやみ、現在中国が巨額を投資して石油と海軍基地として開発中のパキスタンのグワーダルを支配した。

環インド洋はインドを中心とする有機的な単一体のようだ。その有機的単一体からインドだけ除外して新南方政策の対象にするのは近眼視的だ。アラビア半島のオマーンとアラビア商人、インド洋のインドとペルシア商人が季節ごとに吹くモンスーンに力づけられてインド洋を世界で最も豊かな海にした歴史的な事実を冷遇する構想だ。

アラブ商人は商いをしながらイスラム教をインドとアジアの他の地域に伝播した。インド商人もヒンドゥー教を今日のミャンマーとインドシナまで伝播した。フランス植民主義者がベトナム・カンボジア・ラオスを一括りにしてインドシナと呼んだのもベトナム南部が一時ヒンドゥー文明圏に属したためだ。フランス人はまた、サイゴン(現在のホーチミン)とアンナム地方を合わせてコーチシナと呼んだ。「コーチン」はインド南部の都市の名前だ。首露王の妃・許黄玉がインド中部のサータヴァーハナ朝王国の王女だったことを考えるとヒンドゥー教の旺盛な伝播力が分かる。ベンガル湾を挟んでインドと向かい合うミャンマーとインド洋の最南端に位置するインドネシアはエネルギーが富かな国であり戦略的要衝だ。

21世紀のインド・太平洋はユーラシア内陸部と沿岸部の経済的・軍事的提携・協力と対決を繰り返す躍動的な舞台になっている。地域パワーで浮上した中国が米国を西太平洋から押し出すことに軍事政策の焦点を合わせ、そこにインドが均衡者として浮上した。このような状況を反映して一部の国際政治学者はマラッカ海峡を21世紀のフルダ・ギャップ(Fulda Gap)と呼ぶ。フルダ・ギャップはドイツのヘッセン州とテューリンゲン州の境界線からフランクフルトまでの地域だ。そこに2つの低地帯があるため冷戦時代にワルシャワ条約機構(WTO)の戦車部隊が奇襲攻撃で大きな抵抗を受けずにライン川まで進撃して川を渡ることができるという仮説におけるものだ。21世紀に戦争が起きるとしたらマラッカ海峡で戦線が開かれるという意味だ。

マラッカ海峡は韓国・中国・日本の経済の命綱だ。海峡は長さ800キロメートル、幅320キロメートルなのに、シンガポールの前の最も狭くて航路の渋滞が激しいところは幅が18キロメートルしかない。2020年までエネルギー物流量の50%がこの海峡を通過するのだから超戦略的な海峡であり、アジアのフルダ・ギャップと呼ぶに値する。


韓国政府の新南方政策、環インド洋全域に拡大せよ(2)

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