「金正日、当初は3代世襲考えず…天皇制方式を考慮」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.18 11:41
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記(2011年死去)は当初、3代まで権力を世襲する考えがなく、金日成(キム・イルソン)主席(1994年死去)は自分の死後に後継者が主体路線から離脱する場合は拳銃で射殺するよう側近に命令を出していたという主張が出てきた。
国家情報院海外・北朝鮮担当第1次長と大統領国家安保補佐官を務めた羅鍾一(ラ・ジョンイル)漢陽大国際学部客員教授(75)は近く出版される著書『張成沢の道:神政の不穏な境界人』(仮題)でこのように明らかにした。
『月刊中央』が入手したこの本の原稿によると、金正日は後継構図に関し、周囲に「次は世襲による権力継承はない。金氏一族は今後、国家の正統性とアイデンティティーを担保する象徴として、人民の忠誠の対象としてのみ残す」と話していたという。この発言をした時期は特定されていないが、金正日は最も信頼できる側近10人に「国家の運営は今日ここに来たあなたたちが担わなければいけない。いかなる形であれ『一緒に』国を運営する案を考えてほしい」と述べ、このように強調したという。