対北ビラ団体にイラ立つ青瓦台…北に「民間統制できず」通知
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.27 16:57
韓国政府が27日、韓国民間団体による対北ビラを問題視した北朝鮮に対して「法的根拠なく民間団体の活動を統制できないという従来の立場に変わりはない」との立場を知らせた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)安保室は午前、西海(ソヘ、黄海)軍通信線を通じて送った電話通知文でこのように明らかにした。安保室のこのような立場は、最近、臨津閣(イムジンガク)などの地域で韓国民間団体が金正恩(キム・ジョンウン)体制を批判するビラを散布したことに北側が反発していたほか、韓国内の一部からも政府による介入の必要性が提起されていたことに対する反応だ。自由民主主義体制の特性上、憲法の「表現の自由」などに照らし合わせた時、対北ビラを防ぐ根拠がないということだ。
安保室は電話通知文で「すでに南北が開催に合意し、韓国側が日時と場所を提案した第2次高位級接触に対する立場を明確に明らかにせよ」と要求した。黄炳瑞(ファン・ビョンソ)北朝鮮軍総治局長一行は、今月4日に仁川(インチョン)を訪れ、当局者会談の再開を受け入れていた。