緊張する韓国伝統酒日本酒の人気に韓国伝統酒の市場に緊張が走っている。ワイン熱風に押され、ただでさえ窮地に追い込まれているのに、日本酒までが韓国伝統酒市場を蚕食しているからだ。韓国伝統酒の製造業者は日本酒の市場蚕食を懸念している。消費者層が一定の部分で重なると見ているからだ。韓国伝統酒市場は2004年以来、下降を続けている。2004年の当時、1800億ウォン(約190億3009万円)だった伝統酒市場は昨年1500億ウォン(約158億5841万円)台に縮小したものと推測される。
伝統酒市場の80%以上を占めている麹醇堂(ククスンダン)は、昨年末以降、8つの新製品とリニューアル商品を発売し、若い消費者層を攻略している。このうち、麹醇堂が野心作として造った『百歳酒 淡』は、既存の百歳酒が甘いという指摘により発売された甘みを抑えた製品だ。また麹醇堂は伝統酒を広めるプロジェクトを行っている。日帝時代以降に姿を消し、文献にしか存在しない伝統酒を復元する事業だ。これに伴い、今年の夏、ペクソルギから造った梨花酒(イファジュ)を販売する予定だ。国内2位の伝統酒メーカーの裵商冕(ペ・サンミョン)酒造は最近、タンポポの花で造った『タンポポ デポ』を発売した。