韓米外相、金正男氏殺害に「深刻性重く受け止めている」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.02.17 14:01
16日(現地時間)、ドイツ・ボンで行われた韓米外相会談で、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官とレックス・ティラーソン米国務長官は、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件に対して「今回の事件の深刻性を重く受け止めている」と明らかにした。
尹長官は今月7日、ティラーソン長官と電話会談をした事実に言及して「その時は『問題は北朝鮮が挑発をするかしないかではなく、いつするか』と話していたが、実際わずか1週間も経たないうちに北朝鮮が挑発をし、正男氏殺害というあまりにも異常な事件(too extraordinary event)が発生した」と話すと、ティラーソン長官もこれに頷き共感を示したという。両氏はまた「衝撃的な事件の後、これをどのように分析するか共に協議するという側面で、今回の会談が時期適切」という意見で一致したという。
外交部当局者は「まだ捜査が進行中の事案なので具体的な言及は避けるものの、両長官は今回の事件の深刻性を重く受け止めるということで意見が一致した。また、これに関連し、国際社会の対応を引き出していくために緊密に調整していくことにした」と伝えた。これは、マレーシア当局の捜査の結果、正恩氏の指示によって暗殺された事件であることが明らかになれば、韓米が共同で国際社会に対して問題提起をして対応していくということだ。