ベトナム戦派兵50周年=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.24 13:55
5099。ベトナム戦で戦死した韓国軍の数字だ。朴正煕(パク・チョンヒ)政権は50年前の1964年から8年間で計31万人余りの兵をベトナム戦に送った。自由民主主義を守るという名分の裏には、貧困から抜け出すための涙ぐましい決断があった。銅雀洞(トンジャクトン)の国立ソウル顕忠院第2墓地には、ベトナムの密林の中で戦死した韓国の若者たちが眠っている。
死んでも節度を持って左右に整列した英霊の一番前には、彼らの司令官がいる。昨年11月に亡くなった初代駐ベトナム韓国軍司令官チェ・ミョンシン将軍だ。彼は生前「戦友のそばに埋めてほしい」と遺言を残していた。顕忠院の高い場所の将軍の墓を拒み、兵士たちが眠る最も低いところに埋めてくれるよう望んだ。碑石も兵士と同じ大きさだ。隊列の先頭に立った彼の小さな墓は、どの将軍のものより司令官らしい。