【コラム】中国の浮上、どう対処するのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.19 13:03
今日の国際関係において最も重要な未解決問題がある。世界は中国の浮上にどう対処するかだ。次世代の国際関係に対する研究は、この問題に答える方式に左右されるだろう。これは第2次世界大戦が終わった後、国際関係を勉強する方式が冷戦によって決まったのと同じだ。
オバマ政権は習近平中国国家主席との首脳会談で、この問題へのアプローチを試みた。会談はカリフォルニア州サニーランズで1週間ほど前に行われた。ホワイトハウス執務室で45分間開かれる(実際はいつも1時間以上続く)通常の首脳会談と全く違う形だった。ホワイトハウス会談の後には、もう少し規模が大きい閣僚間の会談が続き、その後に会議を兼ねた昼食会をするのが慣例だ。これとは違い、今回の行事は2日間にわたり行われ、対話は原稿なしに行われる予定になっていた。両首脳は3回の会談をした。金曜日の午後遅くに始まった最初の会談は規模が大きい戦略問題をテーマとした。2回目の会談は夕食を取りながら行われたが、具体的な政治問題に焦点が合わされた。翌日朝に開かれた最後の会談は経済問題に集中した。会談の合い間に両首脳は付近の丘を散歩しながら個人的な信頼を築いた。