【社説】反米・親北朝鮮の宣伝場になった6.15行事

【社説】反米・親北朝鮮の宣伝場になった6.15行事

2006年06月17日08時36分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  3泊4日間にわたった「6.15民族統一大祝典」は「親北朝鮮(親北)、反米(反米)」が競った場だった。

  北朝鮮側代表たちは韓国側の分裂と反米扇動のための理念的スローガン「民族共調」を叫びたてた。民主労総と公務員労組が製作した資料集には、北朝鮮が褒め称える先君政治の内容と北朝鮮国歌の歌詞まで掲載された。「我々民族同士力を合わせて在韓米軍を追い出し、統一を成し遂げよう」という反米プラカードが行事場のあちこちに掲げられた。

  今年6度目であるこの大会は、はじめから対韓国統一戦線戦術のための北側の宣伝場だった。「6.15共同宣言」の内容である相互尊重と内政不干渉などの和解の精神はどこにも見当たらなかった。

  特に今回の大会は「6.15精神」が果たして何であるかを考えるのに十分だった。「ハンナラ党執権時は南北関係の破綻と戦争勃発」という安京浩(アン・ギョンホ)北朝鮮側民間代表団長発言のためだ。「6.15宣言」を正面から踏みにじる発言をした当事者が北朝鮮側団長なのに、どうして「6.15」を掲げて行うことができるのか。自家撞着もこんなことはない。

  何より納得できない行事は「南北共同授業」だ。もちろん「6.15宣言」による南北緊張緩和像を学生たちに知らせる必要はある。しかし休戦線での南北対立など安保の現実に対する説明もなく「京義線に乗って平壌(ピョンヤン)を経てヨーロッパに行こう」と講義をすればそれは幻想を吹き込む洗脳であるだけだ。こうした講義をするためには北朝鮮が鉄道連結の合意を破棄した背景も一緒に説明すれば学生たちも総合的な判断ができるではないか。

  この大会が北朝鮮の理念的攻勢の場になったのはこの政府の盲目的な北朝鮮保護による。今回も政府は安団長の発言に口先だけのあいまいな遺憾表明をして済ませた。このようだからこの政権に対して北朝鮮は自分たちが上だという判断をして傲慢さを見せるのだ。こんなやりかたの行事では韓国側が自ら足元をすくわれる。

  どうしてこんな行事が続かなければならないのだろうか。
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