【コラム】アジア最大の格安航空会社が参入してくるのに=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.02 11:52
気になるのは「エアアジアコリア(仮称)」の国籍航空会社の有無だ。計画どおりエアアジアが25%の持分だけを保有すれば、明らかに韓国国籍の航空会社となる。しかし経営権レベルで見れば、財務的投資家をはじめとする友好持分を通じて事実上、完全な支配が可能だろう。表面的には韓国国籍の航空会社、実質的には外国の航空会社である。
運送実績面で世界15位に評価される国内の航空業界は、全体旅客数の5%を下回るという脆弱な国内路線基盤により、どの社も国際路線で勝負をかけなければならない。最近増えた韓中路線は、当分は国内航空会社にとっては突破口になるだろうが、長期的には本格的に押し寄せる中国のLCCを相手にしなければならない課題を抱えている。