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福島原発の北143キロにオープンするオルレ道

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.07 14:04
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10月8日にオープン予定の宮城オルレ奥松島コース。馬の背という名前の岬だ。(写真提供=宮城県)
「宮城オルレ」がオープンする。10月7日と8日、宮城オルレの気仙沼・唐桑コースと奥松島コースが相次いでオープンするのが今日からちょうど1カ月後だ。宮城オルレも済州(チェジュ)オルレの姉妹トレッキングコースだ。済州オルレが個別コースを直接選定して、カンセやリボンのようなシンボルを共有する。(社)済州オルレに年間100万円の業務提携費を支払う。

オルレ道が開かれる宮城県は、東北6県の中心だ。日本の歴史における東北が占める部分を知ってこそ宮城オルレも理解することができる。日本列島の中心、本州の先に位置する東北は、いってみれば辺境のうちの辺境だ。はるか昔、列島北側の原住民アイヌ民族の領土であり、明治維新時は新政府軍に対抗した最後の激戦地だった。

 
2011年東日本大震災の最大被害地もまた東北だ。原発事故が起きた福島も東北6県の一つで、福島県の北部と接しているのが宮城県だ。津波による宮城県犠牲者は1万777人で、奥松島コースが通る東松島市だけで1152人の人命被害が発生した。この悲劇の地にオルレ道が通ることになった。(社)済州オルレのアン・ウンジュ理事は「宮城オルレは癒やしと共生のオルレ精神に最も合致するコース」と説明した。

その趣旨には共感する。しかし、あまり乗り気がしない。放射線のためだ。福島原発から宮城県中心都市の仙台は110キロメートル、東松島は143キロメートル北にある。幸いにも、宮城県の放射線量は人体に影響がない水準と測定される。宮城県によると、今年1月仙台の放射線量は0.039マイクロシーベルト毎時で、東松島は0.028マイクロシーベルト毎時だった。参考までに、9月2日東京は0.038マイクロシーベルト毎時、ソウルは0.1036マイクロシーベルト毎時だった。ソウルが東京はもちろん、仙台よりも倍以上高い。

原発近隣地区さえ除けば日本列島の放射線量は正常だ。しかし、韓国が感じる恐怖は相変わらずだ。次の統計を見てみよう。2010年宮城県の韓国人宿泊者数は1万6530人だった。東日本大震災が発生した2011年には5580人に激減した。昨年1万1150人まで回復したというが、依然として3分の2水準だ。反面、台湾と中国の訪問者数は2011年に半数に減ったがその後着実に増えて、昨年原発事故直前の2010年の2倍を越えた。日本の立場では、韓国を残念に思わざるを得ない統計だ。

宮城オルレは韓国人を取り戻そうとする日本のマーケティング手段といえる。先例がある。東日本大震災が起きると、九州地域の韓国人訪日者数も大きく落ち込んだ。翌年、九州観光推進機構が準備を急いだ対策が九州オルレだ。済州オルレ初の姉妹トレッキングコースが誕生した背景だ。

それでも韓国観光当局が宮城オルレのオープニングセレモニーに参加してもらいたい。交流は先に手を差し出す行動から始まるからだ。昨年、韓国を訪問した日本人(231万人)は、日本を訪問した韓国人(714万人)の3分の1にも満たなかった。「大勢行くこと」が問題ではなく、「少ししか来ないこと」が問題だ。日本社会の嫌韓気流さえ落ち着けば、この差はぐっと縮まるに違いない。観光は観光だけにとどまることではない。

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