【コラム】憲法で孤独死した大韓民国の建国性(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.02.17 16:56
7次維新憲法時は「祖国の平和的統一の歴史的使命」という句節が挿入され、全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領執権過程で作られた8次改正憲法には「第5民主共和国」が明示された。維新独裁の名分を得るための祖国統一やクーデター的事件で執権した新軍部政権の正統性コンプレックスが改憲勢力の関心事だったのだ。
建国性に関心がないのは現行の9次改正憲法も同じだ。以前まで「3・1運動の崇高な精神」と表現された抗日独立性に「大韓民国臨時政府の法統」という句節が追加された。87年6月抗争を支配した民族・民主・民衆運動の熱気のためだ。87年憲法で独立性(民族性)と民主性は強化された。しかし建国性は無惨な状況から抜け出せなかった。ここまでが韓国憲法で建国性が孤独死した過程だ。