北朝鮮の潜水艦に怪しい動向
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.04.07 08:39
解氷期を迎え北朝鮮海軍の動きが普通ではない。北朝鮮軍が西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)北側の海軍潜水艦基地と東海(トンヘ、日本海)で海上浸透機動訓練を強化し、完工段階に入った西海のペクリョン島向かいのコアムポ空気浮揚艇基地へ浮揚艇を移動配置する姿が政府当局に捉えられた。軍消息筋は6日、「南浦(ナムポ)のピパゴッ潜水艦基地などで潜水艦5~6隻ずつを動員し機動訓練をしている」と伝えた。消息筋は、「3月に潜水艦機動訓練を強化したのは異例なので精密監視している」と付け加えた。
北朝鮮はこれまで運用してきた長さ35メートル規模のサンオ級(325トン)潜水艦のほか、最近作戦配置した長さ40メートル規模の新型サンオ級潜水艦(K-300)も訓練に動員していることがわかった。
哨戒艦爆沈以後、北朝鮮の西海5島奇襲侵犯の懸念が高まり軍が注目している所が6月に完工予定のコアムポ基地だ。政府消息筋は、「平安北道(ピョンアンブクド)タサリ空気浮揚艇基地内の空気浮揚艇をコアムポに移している」と話した。コアムポ基地の基盤施設は現在70%程度完工しており、ドーム形の格納庫70棟のうち30棟余りを完成したとされる。北朝鮮軍が主力空気浮揚艇の「攻防II」(35トン級)や「攻防III」(20トン級)を利用して攻撃してくる場合、30分あればペクリョン島など西海5島に到達できる。空気浮揚艇の初期機動の様子はペクリョン島では観測しにくいため、より脅威的という分析もある。