澗松、1936年に現在で45億ウォン相当の白磁購入(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.28 11:32
『韓国美術市場史資料集』は1930年代から解放後の50年代まで刊行された競売図録・展示図録など市場関連の資料70種余りを集めた影印本(複製本)だ。白黒写真3160点、作品目録1万5980点が掲載されている。キム委員の20年にわたる研究の集大成だ。
一例として日本の岐阜県の貧しい家の出身として朝鮮に渡ってきて専売煙草京城流通会社をつくったタカキ・トクヤの金婚式の記念目録なども含まれた。チャンスの地、朝鮮で広がった代表的な「成功事例」だ。開城(ケソン)で高麗青磁が出土しながら初代統監・伊藤博文がこれを買い入れると京城で高麗青磁の競売が活発になったという回顧、これに対し開城の人の墓を求める「人墓盗掘屋」が横行した話も伝えている。