<韓国療養病院火災>政府認証の病院で惨事…「認知症の病棟は別管理を」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.29 11:44
療養病院の品質管理が適切に行われなければ、類似の事故が頻発するという警告が出てくる。盆唐(プンダン)ソウル大学病院教授のキム・ギウン国立中央認知症センター長は「徘徊や頭をぶつけるなどの問題行動をする認知症患者をきちんと世話するためには、療養病院の中に専門の担当者をおいた認知症専門病棟を設置し、患者が自由に徘徊して薬物治療を受けられるようにすべきだ」として「そのためには国が療養病院にもっと投資しなければならない」と話した。
安全管理の主体が二元化されたのも問題だ。セウォル号惨事が発生する前まで福祉部は、病院の安全事故についてほとんど関心を持たなかった。火災予防は消防防災庁の業務だと感じて福祉部は事実上、無関心だった。消防法により管轄消防署で一部の建物(病院含む)だけを年1回点検している。福祉部関係者は「電気・消防・患者の安全のような問題は統合管理されなければならないのに、それがうまくいっていない」として「保健所から点検に行っても他分野の知識がなく点検にも限界がある」と話した。