制裁のカギを握るオバマ米政権は３日、ヌーランド国務省報道官の論評で、「ミャンマーが最近推進した一連の改革措置を前向きに評価し、米国がこれに相応し、追加的な対ミャンマー和解措置を計画している」と明らかにした。

匿名のＥＵ消息筋も２３日に開かれる外相会議で、ミャンマー制裁解除に関する「前向きな信号」が出てくるだろうと予想した。

日本の玄葉光一郎外相も今月末のテイン・セイン大統領の日本訪問に合わせて、ミャンマーに対する日本円借款を再開する計画だと明らかにした。

ＡＳＥＡＮ首脳会議はこのほか、核安全・安保分野の協力を強化するために領域内関連機構が参加する「情報共有ネットワーク」を設置することにした。

２０１５年まで「アジア版ＥＵ」創設のための諸般協議も行われた。

特に人的・物的交流が自由な単一市場のために統合ロードマップを準備し、ＡＳＥＡＮ平和・和解研究所の設立、ビザ単一化、地域連係統合など広範囲な懸案を議論した。

今回の首脳会議では、ＡＳＥＡＮと韓国・中国・日本など１６カ国が参加する世界最大規模の広域自由貿易協定（ＦＴＡ）締結のため本格的な議論を予定したが、具体的な参加国や日程には合意しなかった。


「北朝鮮はロケット発射の中止を」 …ＡＳＥＡＮ議長声明（１）