【社説】非朴が離党…真の保守価値をしっかり見せろ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.23 16:15
セヌリ党金武星(キム・ムソン)・劉承ミン(ユ・スンミン)議員など非朴系議員35人が21日に離党を宣言し、早ければ来年上半期にも行われる早期大統領選の行方を左右する「第3勢力」に浮上した。彼らの離党は1990年1月に三党統合で民主自由党が誕生して以来26年ぶりに保守政治勢力が大分裂したもので、与党発政界再編の信号弾と見ることができる。離党派は来年初めに帰国する潘基文(パン・ギムン)国連事務総長をはじめ、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)元民主党代表や金鍾仁(キム・ジョンイン)議員など「第3地帯」の人々を吸収して支持率1位を独走中の文在寅(ムン・ジェイン)氏の「一強論」を阻み保守勢力の再執権を狙うものと見られる。
ことし4月の総選挙以来、半年以上続いたセヌリ党の内紛で非朴系の離党は決められた手順も同然だった。総選挙の惨敗と朴槿恵(パク・クネ)大統領の国政壟断に大きな責任がある親朴系はただ派閥生存のために朴大統領を盲目的にかばい、民心と真っ向から対立した。非常対策委員長の指名権を非朴系に譲るという約束まで反故にして「出て行くなら出て行ってみよ」と頑なに現体制にしがみついている。党の換骨奪胎どころか最小限の人的確保まで危うい。このような状況の中で、非朴系は保守の壊滅を防ぐために親朴との消耗戦を止めて離れることに決めた。政党民主主義の回復と保守革新の芽を守るための避けがたい選択と評価される。