【時視各角】ハングリーな韓国企業、沿海州を抱き込もう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.26 15:11
これまで韓国は外に出て行く時、チャンスをつかんで成長した。SKグループは昨年、グループ売上高の半分以上が海外で生じた。国内の他の企業も事情はそれほど変わらない。関税の障壁を越えるために以前から海外に工場を建てているが、特定地域への依存と保護貿易の流れは国内企業を脅かしている。鉄鋼・化学製品に対する関税爆弾は現実化し、次にはどの製品が保護貿易の犠牲になるのか分からない。
危機は機会といわれる。その機会を沿海州でつかむことを勧めたい。そのためには政府の積極的な政策的選択と支援が必要だ。1990年に盧泰愚(ノ・テウ)大統領がゴルバチョフ氏との水面下交渉を通じてロシアと修交し、外交的にチャンネルを作ったとすれば、2016年には朴槿恵(パク・クネ)大統領がブルーオーシャンの極東に韓国企業進出の橋頭堡を用意しなければいけない。韓露両国は羅津(ナジン)-ハサン共同開発を推進したが、北朝鮮の核・ミサイル脅威のためにうやむやになった。それでも沿海州は国内企業の投資領土拡大はもちろん、北朝鮮を外に引き出すためのテコの役割ができる戦略的要衝地であることに変わりはない。